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大相撲 幕内力士

相撲

大相撲の力士の地位はその力量によって入門からいくつかの段階に格付けされています。

幕内とは十両より上、前頭から上位の総称であって番付表の最上位に名を連ねています。その頂点にたつのが横綱です。大相撲は武家の台頭とともに力自慢の者を大名が抱えるようになり、江戸時代には将軍の上覧相撲も行われます。その上覧相撲の場では上位力士が張幕の内にいたところからこの名称が生れ、幕内に上がることを入幕といいます。定員は現在42名となっていて、これは横綱、大関も含めた数です。

平成30年大相撲9月場所の幕内最下位は前頭16枚目、前頭筆頭は東が勢、西が魁聖、その上が小結の玉鷲、貴景勝、さらにその上の関脇に御嶽海と逸ノ城がいます。大関は3名で豪栄道、高安、栃ノ心そして横綱3名です。御嶽海の大関昇進が話題になりましたが、各場所の終了後に番付編成会議が開かれて、前3場所の成績等勘案されて昇進が決定される仕組みになっています。

また、大関は前場所で負け越した場合は、カド番という厳しい状況に立たされ、カド番の場所で負け越すと下位の関脇に陥落してしまいます。

地位によっていろいろな面での差が出てきます。例えば十両は本場所の控えの席で共用の座布団を使うのに対し、私物の座布団を使うことが出来、自分の四股名の入った浴衣を作り、夏場は染め抜きの着物を着用することができます。

大関・関脇・小結を総称して三役といい、三役と区別するため前頭を平幕と呼びます。横綱、三役など上位は特別な地位を与えられており待遇面でも前頭と比べてさらに優遇されます。